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ベスト8の分割日程

Bs0259__200508031720_l  準々決勝の4試合を2日間で2試合ずつの開催―。夏の甲子園では2004年の第86回大会で実現した。それまでは運が悪いと大会終盤に4日間の連戦を強いられていたことを考えれば一歩前進だろう。それでもこの改革案が完全なものであるわけがない。準々決勝の2日目に振り当てられると3日間続けての試合になる。歴然とした不公平さが残ってしまう。
 昔からベスト8が対決する準々決勝は「最も面白い日」とされ、野球通は逃さないとまでささやかれてきた。大会も大詰めに差しかかり、勝ち残った8校が頂点の見える位置にいる。そして余力を振り絞るチームの姿にファンは魅了されてきた。はっきりのぞく疲労感に耐えてのプレーが日本人に美化され、称賛されていた。

 ▽理想は完全休養日を

 理想を追うなら準決勝を前に英気を養う1日の休息時間がほしい。地方大会では選手の健康管理と公平な日程作りに配慮し、休養日を設けることが多い。なぜ甲子園では実施できないのか?は長年の疑問として続いてきた。
 15日間の会期に1日の休日を加えておくと、天候不順や台風などで日程のやりくりが難しくなるケースが発生する。甲子園を本拠地にする阪神タイガースが8月に少しでも興業したいこともある。夏休みを活用したいのは当然で、今年の8月も2日までヤクルト戦を組み、月末は28日から抑えている。
 公平な日程と健康管理という難問を抱えて、まだもう一歩進んだ英断が見えてこない。「最も面白い日」の直後に休ませる「思いやりの日」を置いて、さあ準決勝とはいかないか。

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